
梅野木ホームを離れてから、すでに2週間以上が経ってしまいました。今振り返ると、約3ヶ月に及ぶ梅野ホームでのボランティア期間は、夢のような時間だったように思います。介護の分野では素人だった私は、ボランティア開始当初は利用者さんとのコミュニケーションのとり方さえわからず、話しかけることでさえ戸惑っていました。

しかし、徐々に自分のペースを掴め、利用者のみなささんとお話する時間が取れる様になり、一人一人の正確や、嗜好、生活スタイルがわかるようになってきました。そうすると、自然と“その人”に合わせた声の掛け方や、話す話題まで気に掛ける事ができるようになりました。そして、梅野木ホームには、本当に様々な方がいらっしゃいます。要介助のレベルも、食べ物の好き嫌いも、育ってきた文化も、環境も。その中で、一人一人に適した介助を常に心がけ、全ての利用者さんが最適に暮らせる様に気を配っているスタッフのみなさんにとても感心しました。

また、私がいた10月から12月は、イベントシーズンでもあり、梅野木ホームでもハロウィンやクリスマスなど様々なパーティーを行いました。私も、準備や当日の出し物に参加させていただいたのですが、何度もの打ち合わせや、事前練習などに余念がなく、スタッフの仕事に対する責任感や利用者さんに対する愛情を感じることができました。

私は、アーカンソー州の大学でヘルスサービスについて4年間学んできましたが、今回の3ヶ月のボランティアで、それ以上の有意義なことが学べたように思います。今後は、梅野木ホームで経験したことを活かして、日本だけでなく世界の福祉・医療に貢献できる様に頑張りたいと思います。大変お世話になりました。