目白大学 坂東 未雪
様々な不安を抱きながらサンフランシスコへ

私は8月26日から9月7日までの約2週間の間梅野木ホームで研修をさせていただきました。日本を出発する前はアメリカという文化や言語も異なる地での生活や梅ノ木ホームの雰囲気、利用者さんの状態など把握していなかったため上手くコミュニケーションがとることができるのかと様々な不安を抱きながらサンフランシスコへと旅立ちました。

利用者さんの思いや機能を中心に日常生活の手伝いを行う
そして梅野木ホームでの研修が開始となり、様々なことを学び感じました。

梅野木ホームは利用者さんが少人数で介護レベルも様々です。そのなかで、お化粧を取り入れる、たとえ時間がかかってもトイレにて排泄を行うなど個人それぞれの思いを尊重した援助を行っているため、利用者さんもいきいきとして日常生活を過ごすことができているように感じました。

そんな様子をみて、介護とは私たちが良かれと思い一方的に行うことではなくて、利用者さんの思いや機能を中心に日常生活の手伝いを行うことが重要だと思いました。

また、梅野木ホームはとてもアットホームな雰囲気で家族の方の面会も多く利用者さんの笑顔もたくさんみることができ、とても良い環境で楽しく研修を行うことができました。

その人を理解するということは看護の方向性を決めていく

利用者さんとのコミュニケーションでは、利用者さんそれぞれの背景や状態などが異なるため、その人に合った関わりが必要だと実感しました。

お話をすることが好きな方、用具を用いた関わりを好む方、会話は困難だが隣に寄り添い笑顔を見せてくれる方など本当に関わり方がそれぞれであり、関わることでより利用者さんの理解を深めることができました。

その人を理解するということは看護の方向性を決めていくことや個人を尊重するためにとても重要なことだと考えていますが、簡単なことではありません。様々な方と関わり、コミュニケーション技術を身につけてその人に合った関わりができるのだと思います。

梅野木ホームの利用者さんは全員が個性豊かな方で、本当に貴重な経験をさせていただき、コミュニケーション技術も向上することができました。

勉強面だけでなくアメリカという国についての理解も深まり
今回の研修を通して、文化や背景、国は異なるが介護(看護)していくうえでの基本姿勢はあまり変わらないことが解りました。今後世界にも通用できる看護師になるために知識や技術はもちろん、英語も学習していきたいと思います。

また、勉強面だけでなくアメリカという国についての理解も深まり、観光や食事など存分に楽しむことができました。未熟な私を温かく迎えてくれ、たくさんの体験をさせていただき本当にありがとうございました。今回の経験はすぐには難しいですが今後に活かせることができると思います。

2週間という短い間でしたが、梅野木ホームで研修できて本当に良かったです。