

介護については、資格は持っていませんが、日本の特別養護老人ホームへ1週間ほどボランティアをしたことがありました。ですが、やはり初めの2,3日は何もかもが新しく、お手伝いも慣れるまでは大変でした。でも、ワーカーさん達などスタッフのみなさんに優しくサポートしてもらい、すぐにホームに慣れ、とても楽しく充実した研修の毎日を送ることができました。
研修では食事の配膳の手伝いや洗濯、掃除などをしました。こうした家事は普段家でやることが少ないのですが、研修として毎日やることで段々とコツがつかめてきて、楽しくなり、少しだけ上達しました。日本に帰ってからも、家で家事を手伝うことが増えたので、これらの研修は本当に自分の身になったなぁと実感しています。
研修中、利用者さんと会話やコミュニケーションをとることも多々ありました。まずは名前を覚え、また自分の名前を覚えてもらうところから始まるのですが、最初はやはり高齢者の方と話すことに慣れていないこともあって、緊張して何を話していいかわからなかったり、長く話が続かなかったりしました。でもワーカーさん達の接し方をまねてみたり、何日か一緒に過ごして利用者さんの特徴もわかってきて、利用者さんと接することは楽しくなりました。特に自分の名前を少しでも覚えてもらえた時は感激でした。研修の後半になってくると利用者さんとの会話やコミュニケーションが楽しくて仕方がありませんでした。


2週間という短い期間ではありましたが、介護の現場を知るという意味でも、働くという意味でも、アメリカという国を知るという意味でも、あらゆる体験をさせてもらったので、とても有意義な日々でした。